Studyシリーズ.13 芸術資源って何?

Studyシリーズ.13 芸術資源って何?
日時:8/20(土) 10:30〜12:00
*8/18(木)までに電話またはE-mailにてご予約ください。
場所:KOBE STUDIO Y3 3階
参加費:1,000円
講師:はがみちこ(アート・メディエーター。京都市立芸術大学芸術資源研究センター非常勤研究員。)
内容:昨今、「芸術資源」「文化芸術資源」といった言葉を目にする機会が増えてきました。これらは、既存の芸術作品の概念とどういった違いがあるのでしょう?なぜ「芸術資源」に注目が集まっているのか、「芸術資源」によってどんな展望が開けるのか。京都市立芸術大学に設置された「芸術資源研究センター」の取り組みなどを紹介しながら、検討していきます。
プロフィール
アート・メディエーター。京都市立芸術大学芸術資源研究センター非常勤研究員。
2011年京都大学大学院人間・環境学研究科修士課程修了。主な企画・コーディネーションとして「THE BOX OF MEMORY-Yukio Fujimoto」(kumagusuku、2015)、「國府理「水中エンジン」再制作プロジェクト」(2017~)、菅かおる個展「光と海」(長性院、Gallery PARC、2019)など。『美術手帖』第16回芸術評論募集にて「『二人の耕平』における愛」が佳作入選。ウェブ版「美術手帖」、「paperC」、「AMeeT」、「+5」等のウェブメディアに寄稿。
企画者コメント: 「芸術資源」「文化芸術資源」という新たな括りは、「なにを、どう残すか?」「価値の基準」にあらたな投げかけを行なうものである。東洋絵画の修理技術者として自身も関わる文化財修復の現場において、「なにを、どう残すか?」という選択は常に重要な命題である。保存と活用は諸刃の選択であり、価値や目的の優先によって総合的に判断し、選択される。「芸術資源」「文化芸術資源」はあらたな価値付けによるものである。あらたな価値の基準によって生まれる保存と活用、その他の可能性や展望について、ぜひ拝聴したい。
画像:「副産物産店の“芸術資源循環センター”展」インスタレーションビュー 写真:山根香