これからの日本画の鑑賞講座 -日本画を再発見するためのお話とワークショップ- 第2回 菱田春草 は日本画家なのか?

日本画ってなんだろう?
この講座では1人の日本画家や1枚の作品に焦点をあて、様々な観点から日本画の鑑賞を試みます。
第2回は5月25日より美術館「えき」KYOTOで開催中の「菱田春草と画壇の挑戦者たち」展に着目し、36歳で夭折し不熟の天才と言われた菱田春草を取り上げます。
開催日:6月26日(水)13:00~15:30
講師:山下和也(日本画家、東洋絵画修理技術者)
定員:10名程度
参加費:¥5000
場所:海外移住と文化の交流センター KOBE STUDIO Y3 3階 306室
当日の準備:本講座で使用する画材は貸出しますので、特に必要ありません。
持ち帰れるもの:⓵日本画鑑賞ガイド-菱田春草編(講師が本講座用に資料として作成) ➁ワークショップ成果物
対象:日本画に興味のある方、日本画の見方について興味のある方、 日本美術史や伝統文化に興味のある方 、日本画初心者、日本画をはじめたい方、日本画の画材や技法に興味のある方
申込締め切り:
6月19日(水)までに電話またはお申込みフォームからお申し込みください。
お申し込みフォーム
電話でお申し込みの方は、以下の項目を全てお伝えください。
tel: 078-222-0003
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a.名前
b.フリガナ
c.電話
d.メールアドレス
e.本講座を何でお知りになりましたか。
f.日本画または絵画制作経験の有無
g.参加の目的
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本講座のSTUDYポイント
・菱田春草の絵画における空間表現について考える-朦朧体から日本画壇史上の傑作「落葉」について
・近代日本画における春草-この人の何が凄いのか
・日本美術史における春草ー過去の日本絵画とのつながり
・実物でぜひ見てほしい春草のこだわり-画家から見た春草
・美術館「えき」KYOTOで開催中の「菱田春草と画壇の挑戦者たち」(5月25日~7月7日)をより深く楽しむ
本講座のPLAYポイント
・ワークショップ:日本画の絵具の性質の違いの体験から春草および日本画の絵具による表現を考える
(日本画の絵具として使用される染料系絵具、土性絵具、新岩絵具、西洋顔料などを実際に使い比べてみます。)
*絵具の使用する種類が多いため、少し参加費が上がっています。
講師:山下和也(日本画家、東洋絵画修理技術者)
大阪出身神戸在住。大阪市立工芸高校美術科で日本画を学び、日本画のわからなさに沼る。京都嵯峨芸術大学古画研究室で平安仏画、中国絵画の模写などを通じて東洋の古典絵画を研究。大学卒業後、現場で直に古典絵画に触れることが出来る文化財修復の仕事に携わりながら、現在は東洋の書画を起点に伝統芸術と現代芸術を捉えなおす作品の制作、活動を行なっている。
<主な教育普及活動>
「日本画をみる」(2024年/西宮市大谷記念美術館)*「コレクション展日本画ことはじめ」展
「日本画運筆教室」(2002~2008年/京都市学校歴史博物館)
「にほん画に挑戦!」(小学生対象)(2002~現在/京都市学校歴史博物館)
「玉堂に倣うー模写で知る浦上玉堂の魅力」(2016年/千葉市美術館)*「文人として生きる 浦上玉堂と春琴・秋琴ー父子の芸術」展
「ミュージアムエデュケーション研究会2018 みんなの学美場 『日本画をモノマネする』」(2018年/神戸アートビレッジセンター)
「ワークショップ「紙本・絹本文化財の保存と修復」“紙本・絹本文化財の材料と技法ー水墨画ー”(2017、2018年/ベルリン国立博物館アジア美術館)
「STUDIO JAPAN “Emaki: origin of Manga and animation”」(2018年/トゥルク中央図書館)
「日本画の修復家に弟子入り!」(2017年/KOBE STUDIO Y3)*アート林間学校2017 ○○に弟子入り!大人編”、など。
その他に2020年~2023年まで京都芸術大学基礎美術(Kyoto Art)コース非常勤講師(水墨画担当)。破墨プロジェクトStudyシリーズ(2018年~/KOBE STUDIO Y3)を主催、2023年より「CAP STUDY-芸術鑑賞のための講座の実験」の企画担当。