Studyシリーズ.14 展覧会とカタログ−残す「部分」と想像力

Studyシリーズ.14
展覧会とカタログ−残す「部分」と想像力
日時:10/30㈰ 10:30‐12:00
参加費:1,000円 定員20名 *10/28㈮までに要予約。
場所:兵庫県神戸市中央区山本通3‐19‐8 海外移住と文化の交流センター KOBE STUDIO Y3 3階 306室
講師:尺戸智佳子(黒部市美術館学芸員)
内容:
黒部市美術館の展覧会のうち、パフォーマンス的な要素や、プロジェクト的な要素が含まれたインスタレーション作品についての実践を紹介します。
とはいえ、地方の小さな美術館の予算では実現できない部分も多く、また、展覧会カタログの意図や目的の設定方法は様々なので、
あり得たかも知れない可能性を他館のカタログからも見出してみたいと思います。カタログから様々な意見の交換や思考の循環が生まれる契機となれば幸いです。
講師プロフィール:
兵庫県神戸市生まれ、2005年金沢美術工芸大学美術工芸研究科(芸術学専攻)修了、
公益財団法人金沢芸術創造財団で主に舞台芸術の企画制作を担当。2014年より現職。
近年の展覧会は『風間サチコ展−コンクリート組曲』(2019)、『風景と食設計室ホー 台所に立つ、灯台から見る』(2020)、
『山下麻衣+小林直人「蜃気楼か。」』(2021)、『小林耕平 テレポーテーション』(2022.9.23~予定)。
企画者コメント:
富山県にある黒部市美術館。地方の美術館らしく、地域に目線を向けながら様々な取り組みを実践している。
その活動の中でも、活躍途上にあるアーティストと共に協働してつくる展覧会(個展)に注目する美術関係者も少なくない。
特に、アーティストとの地域リサーチから始まる企画においては、パフォーマンスやプロジェクトといった企画そのものや記録についても難しい内容も多い。
地方であるゆえの規模や予算や集客など、様々な制限もあるなかで実践してきた取り組みについてお聞きしたい。
今回はアーカイブの視点から、特に展覧会とその記録としてのカタログの双方について、その内容や目的、プロセスと判断についてなど、リアルに聞いてみたい。