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株式会社箔一 40周年記念 美人画原画制作

ふるや紙40周年記念特別サイト http://furuyagami.jp/

創業当初から使用してきた「あぶらとり紙 美人」の表紙は、女性目線で美人画を描いた日本画家 上村松園さんの作品を参考に、当時の金沢美大出身の日本画家に依頼して描かれたものです。そこには箔一創業者・会長の浅野邦子が女性のために女性目線で「箔一ふるや紙」を創り出したことへの想いもありました。

新たに制作した表紙は、従来の「あぶらとり紙 美人」をもとに、歴史と伝統を感じる世界感を受け継ぎながら、様々な金箔産業を展開する“新しい箔一”を表現するというテーマで描きました。創業当初からのブランドを象徴する看板商品で愛着のあるイメージを引き受けつつ新たな要素を加えるということで、加賀友禅の代表的な配色である「加賀五彩」のバリエーションの着物を身にまとい、変化する姿で描いています。

記者発表で新たな美人画をお披露目し、40周年記念イベントが行われました。特設Webサイトが作成され、5セット1組の商品として販売しました。金沢フォーラスでのイベントなどを経て、現在もレギュラー商品として販売しています。また、2018年の本社のリニューアルオープンでは、特設販売コーナーや、社屋の外観に使用され、箔一を象徴するビジュアルとして使用されています。


小丸屋住井 京うちわ 

2018年に日本橋三越で開催された創業400年の老舗、小丸屋住井の展覧会にあわせて団扇絵の制作を行いました。女将・住井啓子とブリーフィングを行いながらモチーフを決め、金魚を三点描きました。装飾的な要素とともに、あおぐ事で動きも現れるため、金や金真珠の顔料で華やかさを演出しています。

 


総本山大覚寺蓮華殿花曼荼羅天井画プロジェクト

京都嵐山にある総本山大覚寺に2017年新たに竣工された蓮華殿。その内陣を飾る天井画を京都嵯峨美術大学の箱崎睦昌名誉教授の監修のもと、行われたプロジェクト。学生および教員、卒業生の日本画家に呼びかけ板絵の制作が行われ、100枚以上の板絵が奉納された。