うつろう光、しずかな影

第1期


第2期


本展は時間や天候によって光と影が空間を変容させる会場であり、その事が作品の鑑賞体験に大きく反映する展覧会であった。通常の展覧会記録の撮影とは別途に写真作家の三井弘子さんに、会期中の会場の中でのうつろいを撮影していただいた。

第1期



第2期

会場:Lights Gallery  〒451-0042 愛知県名古屋市西区那古野1-11-4

会期:第1期 11/15fri.16sat.17sun.22fri.23sat.24sun.29fri.30sat.12/1sun

   第2期 12/6fri.7sat.8sun.13fri.14st.15sun.20fri.21sat.22sun.

       12:00-19:00

展覧会について

本展は2018年の秋から冬にかけてフィンランドのTurkに滞在した時の作品(Suomiシリーズ)を中心に構成しました。これらの作品は現地の生活で日常的に目にする光や風景、ラップランドでの体験、歴史や説話などから着想を得た作品です。帰国後、冬の光の中、LightsGallery で展示を行なうこととなりました。     

LightsGalleryは建物内に入る光の変化によって時のうつろいを感じる静かな空間でした。採光や空間構造が特殊で、どのようにこの空間を活かして展示するかを考える事は、あらためて光と影、また写真と絵画と文学の関係について思索する機会となりました。


この個展は日本初公開および描き下ろしの作品による展示となりました。 11月の第一期は1Fは主に木(The Pine Prince and the Silver Birch、The Old Pine,Quiet of Cloudsなど)、2Fに水と光(Aura)の作品を展示しました。12月の第二期は1Fに光(Valo)、2Fは主に木(Kelo)の作品を展示しました。すべての作品が入れ替わり、会場内のテキストや配置もいくつか変更しています。一期と二期はそれぞれ独立した展覧会です。しかし、どちらかではなくどちらもかさねて体験することによって、鑑賞者の体験がさらに開かれてゆくように企画しました。