会期:2023年9月15日㈮-25日㈪ 水・木曜定休 12:00‐18:00 最終日17:00まで
会場:Gallery301 〒650-0023 兵庫県神戸市中央区栄町通1丁目1‐9 東方ビル301
電話:078‐393‐2808
作家在廊予定日
15㈮ 12:00-15:30
16㈯,17㈰ 12:00-18:00
18(祝・月),19㈫,22㈮ 12:00-15:30
23㈯24㈰のどちらか 時間は未定
25㈪ 12:00-15:30 *その他の在廊日は未定。
展覧会について
この度、Gallery301では、山下和也個展「うつしあう世界」を開催いたします。
1978年大阪府生まれ、兵庫県神戸市在住の山下は、京都嵯峨芸術大学芸術学部美術学科日本画コース専攻科古画研究工房を卒業後、研究生を経て、文化財修復に携わりながら現在に至るまで精力的に作品の制作・発表を行っています。
山下の作品は、 素材や技法、歴史の考察から展開する制作の方法論と、個人的な日常の感覚や実感といった身近な生(今)を他者や歴史(過去)とつなぐ視点からつくられます。山下は、東洋の古典絵画の模写や文化財修復の現場で得た技術や知見をもとに、日本美術の歴史やその背後にある文化や思想を顧みながら絵画を研究する一方で、身の周りの事象の観察や自分の実感と向き合うことを大切にしてきました。
山下の絵画において水、光と影、かくこととみることは重要な主題、モチーフです。
近年は様々なプロジェクトに関わる事で、表現領域の幅に柔軟性が加わり、絵画に限らない様々な作品へと展開していますが、これらの重要な主題は表現形式が変化しても作品の中で多岐にわたって繰り返しあらわれます。
山下は主題に対して複数の方法、視点から作品の制作に取り組みます。展示空間では個々の作品が互いに関係やつながりを持ち、山下が重要視する、実際にみる体験によるゆたかさや気付きを鑑賞者の皆さまにも感じていただけるものとなるでしょう。
Gallery301で2回目の個展となる本展では1枚のネウマ譜から『Records』と『Trace of being』の2つのシリーズによる新作を発表します。 どうぞ、この機会に是非ご高覧くださいませ。