寄稿「破墨プロジェクトの活動について2018-2020」

「民族藝術学会誌 arts/ 2023 vol.39」に寄稿しました。「報告」のページに「破墨プロジェクトの活動について2018-2020」という内容でプロジェクトのスタートからコロナ禍前の活動の2年間について執筆しています。あらためて活動を振り返るきっかけをくださり、ご助言をいただいた甲南大学の服部正先生には本当に感謝とお礼を申し上げます。

この学会誌は2020年から刷新され、表紙に「あらゆる境界を超えて考える」とあるように、民族学、文化人類学的な視点から芸術、芸能、現代美術と射程が広く、研究者、学芸員、批評家、アーティストと寄稿者も多様な印象です。数年前はヴェネチアビエンナーレの報告会が特集でした。今回の特集は『「手仕事」とarts/ 人類の創造的ないとなみを探る」です。自然、素材、ジェンダー、ナショナリズムなどテーマに対する様々な視点が見て取れます。
特集、論文のほか全部で195ページ。
報告は各10ページほどで、アール・ブリュットや紅型の紋様の需要について。評論は各4ページほどで宝塚市立文化芸術センターの加藤義夫さんや滋賀県立美術館の渡辺亜由美さんの寄稿、ドクメンタ15についての内容もありました。

機会があれば手にとってお読みいただけますと嬉しいです。