Studyシリーズ.7 書画芸術を支えるものー文房四宝の底力ー

Studyシリーズ.7 書画芸術を支えるものー文房四宝の底力ー
【7/10(水)までに要予約】
日時:2019年7月12日㈮ 18:30〜20:00
講師:村田隆志(大阪国際大学准教授)
参加費:2,000円 定員:約20名
内容:仕事、料理、音楽――どのようなものであっても成果は道具の良し悪しによって左右されるものです。なかでも、東洋の伝統的な芸術、「書画」は、道具に左右されやすいもの。この講座では筆・墨・硯・紙の文房四宝を中心に、画材がどのような影響を表現に与えるのか、実例をもとにご紹介します。書画だけでなく、様々な芸術分野の制作と鑑賞に役立つ90分です。
企画者コメント:「書画」とは東洋美術の一分野であり、書作品と絵画作品の総称です。「書画同源」という言葉がありますが、筆墨を中心とする東洋の伝統美術において、その画材も共通するものがあります。その中心となる筆、墨、硯、紙の文房具を合わせて文房四宝といいます。文房具というと道具であり消耗品なのですが、そこには様々な歴史や文化、物語があり、さらに実際の道具としての奥深い世界があります。*最近では泉屋博古館や大阪東洋陶磁美術館でも文房四宝を取り上げた展覧会がありましたね。さて、講師の村田さんと言えば、昨年のstudyシリーズ.2でも軽妙なレクチャーで会場を沸かせてくれました。紙巻筆や藁筆、雪舟の破墨山水図の話など、美術史家ならではの視点で参加者の目を開かせてくれました。今回は文房四宝という筆墨芸術では外せないテーマです。村田さんがこのド直球なテーマをどのようにお話しされるか、とても楽しみです。是非、ご参加ください!
講師プロフィール:神戸生まれ。学習院大学大学院で日本近世・近代美術史を学び、 相国寺承天閣美術館学芸員を経て、現在、 大阪国際大学国際教養学部准教授、筆の里振興事業団(筆の里工房)特別研究員、日本水墨画美術協会理事。 専門は近代南画と現代水墨画研究、 毛筆の書画表現への影響について。フリーキュレーターとして、 展覧会も積極的に手掛けており「大橋翠石 日本一の虎の画家」「没後50年 松林桂月」「丹波と芋銭」などを担当。
主催・企画/ 山下和也(SunSui.) 破墨プロジェクト
共催/ C.A.P.(芸術と計画会議)
協賛/ 株式会社 墨運堂