Studyシリーズ.10
篠田桃紅-伝統的美意識の現在形
篠田桃紅-伝統的美意識の現在形
9/21㈯10:30~12:00 9/19㈭までに要予約
参加費¥2000
講師:向井晃子(神戸大学国際文化学研究推進センター協力研究員)
参加費¥2000
講師:向井晃子(神戸大学国際文化学研究推進センター協力研究員)
内容:抽象の水墨作家で、長寿の美術家としても有名な篠田桃紅は、書からキャリアを始めました。彼女の初期の活動を、美術史の最新研究の枠組み「書のモダニズム」から考えます。東アジアに源を持つ「書」の戦後の新たな展開と、日本が明治以降に導入した西欧発祥の「美術」と いう価値観や仕組みの関わりを基に、作品を読み解きます。
企画者コメント:はたして書は美術か、芸術か?。studyシリーズ.6で近代日本と書芸術の位置関係を社会の仕組みからレクチャーいただいた向井晃子さん。博士論文やこれまでの研究も実に興味深い内容でいろいろと聞きたい内容をお願いしたら、とても1回のレクチャーではその内容に触れることが出来ませんでした。しかし、みなさんの要望もあって急遽2回のレクチャーを追加講演させていただきます。その1回目が篠田桃紅。せっかくなので今回は御影の香雪美術館での展覧会期間に合わせました。戦後の前衛書家達は具体美術や海外のアンフォルメル運動やコブラなどの作家たちとも交流しました。なかでも篠田は1956年に渡米して現地で活動し、すぐに評価を得ます。2年後に帰国しますが、現在も(美術家として)内外で高く評価されています。書を出自とし、抽象の水墨作家としての長いキャリアを持つ篠田の作品には、いくつもの書と画の往来がみられます。向井さんが博士論文でも取り上げた篠田について、今回はじっくりと腰を据えてお話しいただきましょう。
向井晃子講師プロフィール:大阪生まれ。2019年神戸大学大学院国際文化学研究科グローバル文化専攻芸術文化論コース博士課程後期課程修了。博士(学術)。博士論文タイトルは「戦後前衛書に見る書のモダニズム:『日本近代美術』を周縁から問い直す」。
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> 主催・企画/ 山下和也(SunSui.) 破墨プロジェクト
> 共催/ C.A.P.(芸術と計画会議)
> 協賛/ 株式会社 墨運堂
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> 主催・企画/ 山下和也(SunSui.) 破墨プロジェクト
> 共催/ C.A.P.(芸術と計画会議)
> 協賛/ 株式会社 墨運堂