破墨プロジェクトstudyシリーズ.3 「具体」―東洋と西洋のはざまに

2018.6.23(Sat) 10:30-12:00

定員:約20名 *6/20(水)までに要予約
参加費:1,000円

 

内容:
絵画、アクション、パフォーマンス、インスタレーション等の概念が未分化なまま共存していた初期「具体美術協会」の作品群。それらの検証を通じて、“東洋的思考による新たな絵画表現の実験”を標榜する「破墨プロジェクト」との問題意識の共有の可能性を探る。

 

企画者(山下)コメント:
「破墨」とは何なのか?中国8世紀(唐時代)の正統絵画への反逆として、音楽や舞と共同して水墨表現をおこなうパフォーマンス、即興芸術が生まれた。時代を経て、様々なかたちへと収束してゆくが、当時の「破墨」は、様々な文化芸術が生まれた唐時代の前衛絵画実験であったと推察される。
私は「破墨」について再考し、アップデートするために、戦後日本美術の検証をする必要を感じていた。戦後日本美術を代表する「具体美術協会」の作品群には、西洋のアンフォルメルとは別の、日本の文化背景から生まれる独自の内容がある。吉原治良や白髪一雄、村上三郎などの作家には、特にその傾向を強く感じられると思っている。

今回、その旨を 山本さんにお伝えし、具体美術の活動を学芸員の視点からあらためて聞き、その活動を顧みる機会をつくることで、このプロジェクトの現代美術としての意義や共有部分を確認したいと考えた。
神戸に移住することも、このような企画を自分で行うことも、まったく思ってもみなかったが、今では運命とさえ感じている。山本さんにレクチャーをお願いしたら、上記のタイトルとテキストが送られてきた。「東洋と西洋のはざまに」というサブタイトルは、なんともツボを心得ている。
ぜひ、ご参加ください!

追記:戦後美術は特に現在の美術へと繋がってゆく重要な転換点です。現在、兵庫県立美術館では戦前から戦後に活躍した神戸ゆかりの芸術家「小磯良平と吉原治良」展を開催中です。地元神戸の芸術としても繋げてみることが出来るのではないでしょうか。

主催・企画 / 山下和也、SunSui.、破墨プロジェクト
共催/ C.A.P.
協賛/ 株式会社墨運堂
協力/ 横尾忠則現代美術館、artcloud

 

講師プロフィール: 山本淳夫(横尾忠則現代美術館・学芸課長)
京都生まれ。京都大学文学部哲学科美学美術史卒業。芦屋市立美術博物館では村上三郎、山崎つる子、堀尾貞治ら、もと具体美術協会の作家の個展、滋賀県立近代美術館では大津市出身のシュウゾウ・アヅチ・ガリバーの個展のほか、様々な展覧会を手がける。2012年より現職。

 

申し込み方法:
「破墨プロジェクトstudyシリーズ3申し込み」と件名を書い て、名前と連絡先をinfo@cap-kobe.comにメール 。
または電話078-222-1003に「破墨プロジェクトstu dyシリーズ3申し込み」とC.A.P.事務局にご連絡ください 。